どんな状態がきれいかなんて
考えるとき既に馬鹿だった

この人は死骸なんかじゃない
肉の塊なんかじゃないって
せめてそう偽って殺してよ


メリー、そう偽って殺してよ


僕は君の醜さの中で死にたいと思った
ただそれだけのこと
それだけのことで自慰をした


メリー、そう偽って殺してよ


鼠の死臭が気持ち良いかなんて
考えるとき既におかしかった

凶器が鋭くなる代わりに
目は死んでいった
うまく笑えなくなったのも許してよ


メリー、そう偽って殺してよ
殺してよメリー
殺してよメリー