うまく 喋れなくて
僕は 死んでいったんです
曇天の下 染みでしかない
世界は 死んでいったんです
猫が ぐしゃぐしゃだった
存在感が 無いって言われて
涙を流して 悲しんだんです
感情の海 どこに流れるかって
そっと 乾いていくんです
鳩の 首が袋づめだった
僕は 死んでいったんです
それだけ